メルマガを作るコツで「中の人メルマガ」や「裏話メルマガ」がいいと聞くこと、ありませんか?
担当者の素直な言葉や、ちょっとした失敗談・制作秘話を交えた発信が、読まれるメルマガの秘訣だといわれています。
でも実際のところ——
「そんな裏話、ほんとに効果あるの?」
「情報だけを知りたい人も多いのでは?」
と感じる担当者も少なくないはず。
そこで今回は、実際にアンケートを実施し、読者がどんなメルマガに惹かれているのかを調査しました!
さらに「よなよなの里 本店」などの企業事例をもとに、読者の心をつかむ中の人メルマガの作り方も徹底解説します。
メルマガを「ただのお知らせ」から「ファンを増やすコンテンツ」に変えるヒント、ぜひ見つけてみてください。
ページコンテンツ


「中の人」や「裏話」を見せるメルマガとは?

「中の人」や「裏話」を見せるメルマガとは、企業の公式な発信の中に、担当者自身の言葉やちょっとしたエピソードを交えて親しみを感じさせるタイプのメルマガです!
たとえば「中の人メルマガ」は、メルマガ担当者が自分の言葉で話しかけるように書くスタイル。
担当者の素直な言葉や、思わずクスッとする日常のエピソードを交えることで「この会社いいな」と感じてもらえるメルマガになります。
だからこそ「この人のメルマガなら読んでみよう」と思ってもらいやすく、SNSより少し丁寧に気持ちを伝えられる場所として、ファンとの信頼関係づくりにもぴったりです。
一方「裏話メルマガ」は、商品の誕生秘話や、企画の裏側をチラッと見せるタイプ。
「実はこのデザイン、3回ボツになったんです」「リリース前夜にまさかのトラブルが…!」なんて話を交えると、作り手の努力や情熱、人間らしさが伝わってきます。
そんな裏側を知ると、読者は「応援したい」「この会社好き!」と感じやすくなって、単なる宣伝メールよりもずっと印象に残るんです。
つまり「中の人メルマガ」は誰が伝えているかを見せるもの。
「裏話メルマガ」は、どうやって作られたかを見せるもの。
どちらも企業の奥にいる人の声を届けることで、読者との距離をぐっと縮め、ブランドへの愛着を育ててくれるメルマガなんです。
アンケート結果

| 調査方法:選択式アンケート(Xにて実施) 回答数:35件 |
このアンケートからわかったのは、読者のみなさんが「企業の裏話」や「スタッフの人柄」にけっこう興味を持っているということ!
なかでも「わりと気になって読んじゃう」が51.4%と半数を超えていて、普段は見えない会社の中のことに親しみを感じている人が多いようです。
つまり、企業が発信する情報でも「中の人が見える話」に惹かれる人が増えているということですね。
さらに「ファン化のきっかけになる」が17.1%と意外と多くて、メルマガはただの読み物ではなく、企業と読者をつなぐきっかけになっているようです。
ブランドの好感度を高めたいときや、長く応援してもらいたいときに、とても効果的だといえます。
一方で「たまになら読みたい」(25.7%)「あまり興味がない」(5.7%)という声もあるので、出しすぎには注意。
毎回裏話ばかりだと「内輪っぽい」と感じられてしまうこともあるので、普段の情報発信に中の人の視点をちょっと混ぜるくらいがちょうどいいかもしれません。
まとめると「裏話」や「中の人の声」は読者の興味を引き、ファンになってもらうきっかけになる大事な要素。
ただし、やりすぎず、読者が共感できる角度で伝えることがポイントです!
読者をひきつける「中の人」や「裏話」を見せるメルマガの作り方!

中の人が登場するメルマガといえば「よなよなの里 本店」のメルマガです。
ヤッホーブルーイングが運営するこのメルマガは、単なる商品紹介にとどまらず、中の人の声をうまく取り入れています。
メルマガ登録者数は公開されていませんが「ビール業界の奇跡!圧倒的なおトク感!よなよなエールでなきゃ絶対できない驚異の300万円引き!」というインパクト抜群のタイトルで配信されたメルマガが、ネットで話題になりました。
これをきっかけに、ブランドの知名度が一気に広がったんです。
さらにこのメルマガの成功が後押しとなって、ヤッホーブルーイングは翌年の2005年に初の黒字化を達成。
その後は「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2007」を受賞するまでに成長しました。
その後もファンマーケティングに特化した、中の人の見えるメルマガを配信し続け、リアルイベントも大盛況!ファンを増やし続けています。
メルマガの与える影響ってスゴイ!
つまり、メルマガはお知らせツールではなく、会社の業績やブランドの印象を変えるほどの力を持っているということなんですね。
彼らのメルマガには、読者が思わず読みたくなる工夫がぎっしり!

よなよなの里の公式サイトはこちら
よなよなの里のメルマガは、読む人を飽きさせず、自然と販促情報に誘導するように設計されています。
構成はおおまかに次のとおりです。
| 導入 目次 本編① 商品の概要・販売告知 本編② 商品の中身・魅力訴求 編集後記 |
それぞれが物語のようにつながり「読む → 笑う → 知る → 欲しくなる → ほっこりする」という理想の流れを作っています。
読者は売り込み感を感じずに、楽しみながら情報を受け取れるんです!
導入
| 「こんにちは、マッツォです。(年始の抱負って覚えてますか?)」 |
最初から商品紹介に入らず、担当者のちょっとした一言や世間話で始まります。
この雑談っぽさがすごく大事!
最初にラフなトーンで話しかけることで、読者の「また宣伝かな?」という警戒心をふっと解きほぐしてくれるんです。
結果「この人の話をもう少し読んでみよう」と自然に本文へ引き込まれます。
目次

導入のあとに目次を入れるのもポイント!
全体の構成がひと目でわかるから、忙しい人でも「ここだけ読もう」と選びやすいんです。
こだわりのある目次ですね。
やはりメルマガはデザインの自由度が高いので、ウェブサイトのように可愛くできるのが魅力!
商品の概要・販売告知

ここは売り込みになりがちな部分ですが、よなよなの里では「え、もう11月?」「稲刈りが終わり…」といった季節の話題を混ぜながら、エッセイのように自然に販売情報へつなげています。
また、スタッフ同士の会話をちらっと見せるように差し込むことで、読者が「舞台裏をのぞいている気分」に。
この、のぞき見感が、企業への親近感を生み出すんです!
商品の中身・魅力訴求

マジ福袋2026の宣伝の一部を引用↓
| 赤い色のパッケージが目印の「クラフトザウルス ペールエール」は、なんと2021年に軽井沢で一番飲まれたクラフトビール。 よなよなエールと同じペールエールというビアスタイルですが、香りや味わいは異なり、ホップ香はより鮮烈に、ボディは軽やかに仕上げたビールです。 そして、黄色いパッケージが目印の「クラフトザウルス ブリュットIPA」は、ライチのような香りが特徴で、喉を通った後にはマスカットを思わせる香りの変化が楽しい1杯です。 「ブリュット」とは、スパークリングワインの甘辛度の表示段階の一つで「辛口」という意味があり、ドライな口当たりが特徴的。 軽井沢エリア限定のクラフトザウルスシリーズ。 ケースでお買い求めくださる方もいるほど人気のクラフトビール、お気に入りを見つけてみてくださいね! |
商品紹介も、ただスペックを並べるのではなく、開発秘話や背景のストーリーを語るスタイル!
たとえば「軽井沢で一番飲まれたクラフトビール」といった具体的な実績や「ブリュット=辛口」のような豆知識も添えられており、読み物としても楽しめます。
商品に込められた意味などの裏話も聞けるのがうれしい!
編集後記
最後に登場する編集後記では、中の人同士の会話が掲載されています。

「この会社、仲がよさそう!」と感じてもらえる温かい雰囲気が魅力で、読者は担当者のファンになってしまうことも。
実際に読んでいるうちに、ブランドにますます好感を持ちました(^^♪
全体として、売り込み臭を出さずに、自然と「人の語り」で商品に興味を持たせる作りになっています。
読み終わった後に「なんかいいな」と思ってもらえる、この人間味こそが、よなよなの里の強さなんです!
感想

正直、調査を始める前は「中の人メルマガって、一部の熱狂的なファンがいる会社だけがうまくいく、特殊な手法なんじゃ…」って、どこか疑ってました。
でも、フタを開けてみたら「わりと気になって読んじゃう」が半数超えって、すごい発見ですよね!✨
「情報だけ知りたい」という読者が多いかと思いきや、みんな会社の舞台裏や担当者の素顔に、けっこう興味を持ってくれているんだとわかって、なんだか感動しました🥹
メルマガって、どうしても販促ツールになりがちだけど、これを機に「ファンを増やすためのコンテンツ」として、もっと人間味を出していく運用もオススメです!
そして、やっぱり「よなよなの里」さんは神!🍺
記事をまとめる中で、私も彼らのファンになっちゃいました(笑)
これを読んだメルマガ担当者さんが「よし、うちもちょっと担当者のエピソードを混ぜてみよう!」と一歩踏み出すきっかけになってくれたら、筆者としては最高に嬉しいです!😊
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この記事のライター
宇都宮凛奈
コンビーズの公式XとYouTubeショートを担当しているりんりんです!
こんびーちゃんとお仕事をしたりおやつを食べてます。
ライターとしてまだまだ修行中!
いろんなデザインを見たり、空と海の写真を撮るのが趣味。

この記事の監修

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