「どうすればメルマガの登録者って増えるんだろう…?」メルマガの運用を担当していると、そんな風に頭を抱えることも多いですよね。
せっかく時間をかけて魅力的なコンテンツを作っても、まずは登録してもらわないことには始まりません。
登録者数が伸び悩んだり、じわじわと解約率が上がってきたりすると、何か新しい打ち手を探したくなるものです。
そこで、読者のリアルな本音を探るべく、コンビーズでは「メルマガ登録のきっかけ」について独自のアンケート調査を実施しました。
この記事では、気になるアンケート結果をランキング形式で詳しくご紹介します!
なぜそのメルマガを登録しようと思ったのか、その裏側にある心理までグッと深掘りしていくので、明日からの施策に役立つ「なるほど!」というヒントがきっと見つかるはず。
すでにメルマガ運用で行き詰まりを感じている方も、これから新たに挑戦する方も、ぜひ参考にしてみてくださいね!
調査方法:選択式アンケート(Xにて実施) 回答数:28件 実施期間:2025年10月8日〜9日(24時間) |
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メルマガ登録の決め手ランキング!

1位 特典・割引がある(46.4%)

メルマガ登録のきっかけ、堂々の1位は「お得な特典や割引」でした。
やはり!という感じですね。
登録した瞬間に「やった!」と思えるような分かりやすいメリットは、ユーザーの背中をポンと押してくれる、一番の力になるようです。
「登録すれば、こんないいことがある」というのが、具体的であればあるほど効果は高まります。
例えば、登録ページにただ「クーポンをプレゼント」と書くのではなく「登録後すぐに使える10%OFFクーポン!」や「メルマガ読者限定、新商品の先行お試しセットがもらえます」のように、パッと見て何がもらえるのかが分かる方が、断然クリックしたくなりますよね。
このひと工夫が、登録率アップの分かれ道になることも多いんですよ。
ただ、ひとつ気をつけたいのが、特典をもらった後すぐに解除されてしまうケースです。
せっかくのご縁ですから、長くお付き合いしたいですよね。
そのためには、登録後のメルマガで「読んでよかった」「面白いな」と思ってもらえるような情報や、ブランドのファンになってもらえるようなストーリーを届けて、信頼関係を築いていくことが大切になります。
企業事例
・無印良品

無印良品の公式サイトはこちら
【メルマガ】

「無印良品週間」 メルマガ会員やアプリ会員になると、年に数回だけ開催される「無印良品週間」で、ほとんどの商品が10%OFFで買えちゃいます! 「登録したらすぐ10%OFF」じゃなくて「会員でいれば、無印良品週間中はずっとお得」というところがポイント。 ふだんから無印良品が好きな人や「いつか家具を…」と考えている人にとって、10%OFFは大きいですよね。 もちろん無印良品週間が近づくと、メルマガでお知らせが届きます。 「このセールを逃したくないから登録しよう!」という気持ちになってメルマガ登録しやすくなります。 |
・ユニクロ

ユニクロ公式サイトはこちら
【メルマガについてのページ】

ユニクロのメルマガについてのページはこちら
【メルマガ】

登録しておくと、誕生月にクーポンが届きます! 「あなただけ」っていう特別感が嬉しいですよね。 ほぼ毎週更新される「期間限定価格」も、メルマガに登録しておけば「あの気になってたアイテムが安くなる!」という情報をいち早くキャッチできます。 「うっかり買い逃した…」なんてことを防げるのは、大きなメリットですよね! |
・資生堂 (ワタシプラス)

資生堂の公式サイトはこちら
【メルマガ登録ページ】

資生堂 (ワタシプラス)のメルマガ登録ページはこちら
【メルマガ】

メルマガでは「今ならポイント10倍!」とか「〇〇円以上買うと、こんなプレゼントが!」みたいに「割引」だけじゃない「お得」を教えてくれます。 「メルマガ読者さんだけ先行販売」や「シークレットキャンペーン」など、「会員でよかった!」と思える情報が届くのも魅力です! |
2位 送信元の企業や書き手に興味がある(32.1%)

続いて2位は、少し意外に思われるかもしれませんが「誰が送っているか」への興味でした。
もちろん情報の中身も大事ですが、それ以上に「この会社だから」「この人が書いているから読みたい」という気持ちが、登録の大きな決め手になっているようです。
メルマガを通じて、どんな想いでこの商品を作っているのか、会社としてどんなことを大切にしているのか、といったストーリーを伝えていくと、だんだんと読者は共感を覚えてくれます。
ここでオススメしたいのが、メルマガ担当者の中の人を見せること。
機械的な文章ではなく、文末に「最近、急に寒くなりましたね。〇〇(担当者名)でした!」のような一言を添えたり、P.S.で最近ハマっていることを書いたりするだけで、ぐっと親近感が湧いてきます。
「この人のメルマガ、なんだか面白いな」と思ってもらえたら、しめたものですね。
企業事例
・ヤッホーブルーイング

ヤッホーブルーイングの公式サイトはこちら
【メルマガ】

ヤッホーブルーイングは「中の人」が見える発信でファンを惹きつけるクラフトビールメーカーです。
メルマガではスタッフ自身の言葉でクラフトビールへの情熱や開発秘話、時に私生活まで語り、企業ではなく“人”に共感する読者を増やしています。

日記の様で親しみやすい文章が冒頭に入って、つい気になって読んでしまいます(笑)
また、メルマガを通じてファンイベント「超宴」の案内や読者の声紹介など、双方向の交流を積極的に展開。
こうした地道な関係づくりが、廃業危機からのV字回復と18年連続増収を支える原動力となっています!
3位 有益な情報がもらえる(21.4%)

メルマガ登録のきっかけとして、21.4%の人が「自分にとって役に立つ情報が得られること」でした!
「このメルマガを読めば、仕事のヒントが得られそう!」「自分の知らない知識が学べるかも」といった、自分にとってプラスになることへの期待が、登録のひと押しになっているみたいですね。
ただし、ひとくちに「有益な情報」と言っても、受け取る人によって大きく異なります。
以下はターゲット層ごとにおすすめなコンテンツの例です。
もちろん、これらはあくまで一例です。
自社のメルマガ読者がどんな人たちで、何を求めているのかを分析し、最適なコンテンツを見つけ出すことが大切です。
ターゲット層 | 有益と感じるポイント | 発信の方向性 | 具体的なコンテンツ例 |
ECサイトの利用者(BtoC) | 「買い物に役立つ」「生活が便利になる」 | 購買行動に直結する情報・エンタメ要素 | ・季節ごとのおすすめ商品特集 ・新商品や再入荷情報 ・お得なクーポン配布+スタッフおすすめコメント ・“商品開発裏話”などのストーリー型メルマガ |
ビジネス層(BtoB) | 「業務効率化・成果向上」「他社事例」 | 実務で役立つ知見・トレンド | ・業界の最新データや動向レポート ・成功事例インタビュー(導入企業の声) ・明日から使えるノウハウ(テンプレート ・チェックリスト) |
クリエイター・デザイナー | 「インスピレーション」「ツール活用」 | 見て楽しい・学べるコンテンツ | ・デザインや配色のトレンド紹介 ・無料素材やフォントのピックアップ ・“担当者の制作過程紹介”などの裏話系メルマガ |
教育・学習層(学生・講師・学び系) | 「知識が増える」「スキルが伸びる」 | 継続的に学びをサポートする構成 | ・3分で読める知識まとめ ・用語解説+図解コンテンツ ・勉強モチベ維持の小話やコラム |
ファンコミュニティ | 「限定感」「距離の近さ」 | 感情を動かす“つながり系”情報 | ・限定情報 ・制作の裏話 ・ファン投稿紹介コーナー ・読者アンケート結果の共有 |
地方・観光・イベント系 | 「現地体験」「季節性」 | 旬・現場のリアルを伝える | ・今しか見られない地域特集 ・スタッフ現地レポート(写真+ひとこと) ・イベント告知+お土産紹介 |
そしてもう一つ、見逃せないのが「情報の届け方」です。
みなさん、毎日たくさんのメールが届きますよね。
そんな中で、長くて読むのが大変そうなメルマガは、残念ながら後回しにされてしまいがちです。
パッと見て内容がわかるように、伝えたいことをギュッと凝縮して、サクッと読める工夫も必要です。
ただ役に立つだけでなく「なんだか読むのが楽しみ!」と思ってもらえるような、ちょっとしたスパイスも取り入れてみましょう♪
難しい話も、少しだけ親しみやすい言葉で伝えてみたり、クスッと笑えるようなイラストを添えてみたり。
「学び」と「楽しさ」がセットになることで、メルマガはただの情報ツールから、読者にとって「待ち遠しい存在」に変わっていくはずです。
まとめ

今回の結果から見えてきたのは「情報があふれる時代において、読者の心を動かすのは有益さよりもブランドや書き手との関係性や愛着である」という傾向です。
「有益な情報がもらえる」と回答した人は21.4%にとどまり「特典・割引」が46.4%「書き手への興味」が32.1%を占めました。
読者はどんな情報を受け取るかよりも、誰から届けられるのか、自分にとってどんな体験になるのかを重視していることが分かりますね。
近年はSNSや検索を通じて無料で有益な情報を得られるようになったため、単なる情報発信だけでは登録の動機づけが弱くなっています(;··)
その中で「この人(企業)の発信を読みたい」という信頼や愛着、「登録すると得をする・楽しいことがある」といったお得な体験が、登録を後押しする大きな要因になっていると考えられます。
メルマガ運用においては、情報の質を磨くだけでなく、
・書き手やブランドの個性を感じられる語り口やデザイン ・登録後に得られる特典・限定体験 ・読者との双方向のコミュニケーション(返信・質問コーナーなど) |
といった感情的な接点を意識することが、これからの登録促進につながるのではないでしょうか。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
メルマガ運用の参考になれば幸いです!
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この記事のライター
宇都宮凛奈
コンビーズの公式XとYouTubeショートを担当しているりんりんです!
こんびーちゃんとお仕事をしたりおやつを食べてます。
ライターとしてまだまだ修行中!
いろんなデザインを見たり、空と海の写真を撮るのが趣味。

この記事の監修

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