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業種別に見る!メルマガ配信のコツ~飲食店~

飲食店のメルマガ配信のコツを徹底解説!リピーターを増やし、ファンを作る具体的な内容の作り方から、初心者でも安心の始め方6ステップ、読者の集め方まで紹介。集客にお悩みのオーナー様、必見です!

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常連さんはいるけれど、売上が天候や曜日に左右されがち…

一度来てくれた顧客に、もっとリピートしてもらいたい」 

地域に根ざしたお店を営む中で、多くのオーナー様がこのような課題を感じているのではないでしょうか。

集客のために何か新しいことを始めたいと思っても、日々の業務に追われてなかなか一歩が踏み出せない。

そんな中、「メルマガが良いらしい」と耳にしたことはあっても、

ITは少し苦手だし、一体何を書けば顧客に喜んでもらえるんだろう?」と、具体的な行動に移せずにいる方も少なくないはずです。

そこで今回は、顧客との絆を深め、お店のファンを増やしていくための具体的なノウハウを、6つのステップで分かりやすく解説します!

この記事を読めば、メルマガのメリットから配信内容の作り方、読者を集める方法まで、成功のコツがすべて分かります。

顧客にとって「また来たい」特別なお店にするための第一歩を、ここから一緒に始めましょう!

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メルマガは「最強の集客ツール」

飲食店にとって、メルマガは一度来店した顧客と繋がり続け、再来店を促すための強力な武器になります。

SNSのように情報が流れ去ってしまう心配がなく、お店の想いやお得な情報を顧客のメールボックスへ直接届けられるのが大きな魅力です。

ITに詳しくなくても、今ではスマートフォン一つで簡単に始められるサービスも増えています。

費用を抑えながら、顧客リストという資産を最大限に活用できるのがメルマガです。

日々の業務で忙しい中でも、一度仕組みを作ってしまえば、効率的に集客できる頼もしい存在となるでしょう。

来店促進ができる!

メルマガの最も分かりやすい効果は、直接的な来店促進です。

「メルマガ読者限定クーポン」や「合言葉を伝えると一品サービス」といった特典は、顧客がお店に足を運ぶきっかけを生み出します。

ただ割引をするだけでなく、「会員様だけ」という限定感が顧客の心をくすぐり、満足度を高める効果も期待できるでしょう。

また、雨の日や客足が鈍い曜日を狙って「本日限定!生ビール半額」といったタイムリーな情報を送ることで、売上の波をなくすことにも繋がります。

お店の最新情報を定期的にお届けすることで、顧客の記憶に残り続け、「どこかで食事をしよう」と考えた時に、自然と第一候補に挙がる存在を目指せるのです。

ファンを作れる!

メルマガは、単なる宣伝ツールではありません。

お店のファンを作り、顧客との間に特別な絆を築くためのコミュニケーションツールです。

例えば、新メニューが完成するまでの試行錯誤の様子や、こだわりの食材を育てる生産者の想いなどを紹介してみてはいかがでしょうか。

料理の美味しさだけでなく、その背景にある物語や作り手の情熱が伝わることで、顧客は料理をより深く味わうことができます。

また、普段は見ることのできないキッチンの裏側や、スタッフの何気ない日常などを発信するのも良いでしょう。

お店や働く人々の人柄に触れることで、顧客は親近感を覚え、「このお店を応援したい」という気持ちが芽生えます。

こうした積み重ねが、価格や利便性だけでは測れない、お店の「個性」となり、顧客を惹きつける強力な魅力に変わっていくのです。

顧客との繋がりを深められる!

一度来店してもらった顧客に、お店のことを忘れないでいてもらう。

そのための継続的な接点として、メルマガは非常に有効です。

誕生日月にささやかなお祝いメッセージとクーポンを送ったり、しばらく来店のない顧客へ「お元気ですか?」と気遣うメールを送ることで、「自分のことを覚えてくれている」という嬉しい驚きと感動を届けることができます。

このような一人ひとりに寄り添ったコミュニケーションは、顧客との関係をより一層深めるでしょう。

大切なのは、売り込みばかりにならないこと。

お店からの情報発信を続けることで、顧客の生活の中に自然とお店の存在が溶け込み、ふとした瞬間に思い出してもらえるようになります。

顧客との関係を一期一会で終わらせず、メルマガを通じて細く長く繋がっていくこと。

それが、リピート率を高め、安定した経営を実現するための鍵となります。

なぜ今メルマガ?SNSにはない5つのメリット

「情報発信ならSNSで十分では?」と思うかもしれません。

しかし、メルマガにはSNSにはない大きな強みがあります。

顧客との関係をより深く、長期的に築いていくための5つのメリットを比較しながら見ていきましょう。

1. 読者に届きやすい

お店の自信作である限定メニューや、お得なキャンペーン。

せっかく企画しても、顧客に見てもらえなければ意味がありません。

SNSは多くの情報に埋もれてしまい、すべてのフォロワーに投稿が表示されるとは限りません。

一方、メルマガは顧客のメールボックスに直接「手紙」を届けるようなもの。

情報が流れ去ってしまう心配が少なく、お店からのお知らせを高い確率で確認してもらえます。

届けたい情報を、届けたい相手へ伝えやすい。これがメルマガの最大の強みです。

2. 個別に深くアプローチできる

顧客一人ひとりを大切にしたい、きめ細やかなサービスを提供したい。

そんな想いを形にできるのがメルマガです!

SNSが不特定多数に向けた発信が基本なのに対し、メルマガは「常連の〇〇様へ」「お誕生日おめでとうございます」といった、パーソナルなメッセージを送るのに適しています。

顧客の来店履歴や好みに合わせて内容を少し変えるだけで、特別感が生まれ、お店への愛着はぐっと深まります。

顧客との1対1の関係を築きやすい、温かみのあるツールなのです。

3. お店の想いを、自由な形で伝えられる

お店のこだわりや新メニュー開発の裏話、食材を育てる生産者さんの情熱。

本当に伝えたい物語は、短い文章だけではなかなか表現しきれないものです。

メルマガは、文字数やデザインの制限がSNSに比べて格段に少なく、伝えたい想いを存分に表現できます。

写真や文章のレイアウトを工夫すれば、お店の雰囲気や世界観そのものを伝えることも可能です。

ブランドイメージを大切にしたいお店にとって、これ以上ない表現の場となるでしょう。

4.「いいね」を「来店」に繋げやすい

SNSでの「いいね」も嬉しいものですが、それが直接お店の売上に繋がるとは限りません。

その点、メルマガは来店という具体的な行動喚起に非常に効果的です。

そもそもメルマガに登録してくれているのは、お店に対して少なからず興味や好意を持ってくれている顧客。

その方々に向けて「メルマガ読者様だけの限定コース」や「シークレットイベントのご案内」といった情報を送ることで、「行ってみようという気持ちを強く後押しできます。

5. お店にとって、掛け替えのない「資産」になる

メルマガ配信で得た顧客のメールアドレスリストは、誰にも奪われることのない、お店にとっての貴重な「資産」です。

SNSは運営会社の都合で仕様が変わったり、最悪の場合アカウントが停止したりするリスクもゼロではありません。

しかし、自ら集めた顧客リストがあれば、そのような外部要因に左右されることなく、いつでも顧客と繋がり続けることができます。

さらに、開封率やクリック率を分析すれば、「どんな情報が喜ばれるのか」が分かり、次の一手を考えるための重要なヒントにもなります。

メルマガを始めるためのステップ

この章では具体的にどう進めていけば良いのかを、ステップごとに解説します!

ステップ1:目標を決める

まずは「なぜメルマガを始めるのか」その目的を明確にしましょう。

具体的なゴールを設定することで、その後のコンテンツ作成や効果測定がしやすくなります!

来店頻度を上げたい:「月1回の来店を月2回に増やしたい」

顧客の単価を上げたい:「新メニューや限定コースで単価アップを狙う」

閑散期の集客を強化したい:「雨の日限定クーポンを配布する」

顧客ロイヤリティを高めたい:「常連客向けの特別な情報を届ける」

イベントの集客を促進したい:「季節ごとのイベント情報を先行案内する」

ステップ2:配信内容と頻度を計画する

目標が決まったら、「どんな内容」を「どのくらいの頻度」で送るかを考えます。

読者が「読みたい」と思う魅力的なコンテンツを企画しましょう。

配信内容のアイデア例

配信内容の例をリストアップしてみました!

限定クーポンや割引情報:メルマガ読者だけの特典は、強力な来店動機になります。

新メニューや季節限定メニューの紹介:写真を多く使い、こだわりや開発秘話などを加えると魅力が増します。

イベントやキャンペーンの告知:予約開始の先行案内なども喜ばれます。

お店の裏話やスタッフ紹介:親近感が湧き、お店のファンになってもらえます。

旬の食材や産地の紹介:食材へのこだわりを伝え、お店の価値を高めます。

テイクアウト・デリバリーメニューの案内:中食ニーズにも対応できます。

お得なランチ情報やディナーコースの紹介:利用シーンを想像させる具体的な情報。

記念日特典のお知らせ:誕生日や記念日に合わせたクーポンはリピートに繋がりやすいです。

筆者のもとに実際に届いた、ケンタッキーのメルマガを見ていきましょう!

ケンタッキーのメルマガ。スクショ。

季節限定メニューの魅力が表現された写真の直下に「詳細を確認する」というCTAボタン(行動を促すボタン)を設置することにより、クリック率を高めやすい構造になっています。

ケンタッキーのネットオーダー画面。スクショ。

CTAボタンの飛び先で、すぐにネットオーダーが出来る仕組み作りも良いですね!

配信頻度

読者に「しつこい」と思われないよう、適切な頻度を見つけることが大切です。

まずは月1〜2回から始め、反応を見ながら調整していくのがおすすめです。

週に1回:新しい情報が多いお店や、活発なコミュニケーションをとりたい場合に。

月に1~2回:多くの飲食店で取り入れやすく、負担も少ない頻度です。

イベント時のみ: 不定期で、特別な情報に絞って送りたい場合に。

ステップ3:メルマガ配信ツールを選ぶ

メルマガを効率的に配信するためには、専用のツールを利用するのが一般的です。

顧客管理、メール作成、配信、効果測定まで一括で行えるサービスを選びましょう。

配信ツールを選ぶ際のポイント

メール配信ツールを選ぶ際に、確認すべきポイントをまとめました!

費用:無料プランがあるか、有料プランの料金体系はどうか。

登録するアドレス数や毎月の配信回数によって料金が変わるため、将来的な規模も見据えて検討しましょう。

使いやすさ:メール作成のしやすさ、操作画面の分かりやすさ。

専門知識がなくても直感的に操作できるか、おしゃれなメールが作れるテンプレートが用意されているかなどを確認しましょう。

機能:読者管理、セグメント配信(特定の読者層に絞って送る機能)、予約配信、効果測定(開封率・クリック率など)機能があるか。

特に、顧客の誕生月などで絞り込んで案内を送れる機能は、再来店を促すのに非常に効果的です。

サポート体制:困ったときにサポートを受けられるか。

電話やチャットで気軽に質問できるか、また、よくある質問(FAQ)のページが充実しているかなども確認しておくと安心です。

ステップ4:読者を集める

メルマガを始めるには、まずメールアドレスを集める必要があります。

効果的な方法で顧客に登録してもらいましょう!

読者募集のアイデア例

読者募集の例はこちら!

店頭での案内:レジ横やテーブルにQRコード付きのPOPを設置。「メルマガ登録で初回1ドリンク無料!」など特典を付けると効果的です。

ウェブサイトやSNSでの告知:お店のホームページやInstagram、Facebookなどで積極的にメルマガ登録を促します。

予約時・会計時の声かけ:顧客との接点で直接案内するのも有効です。

Wi-Fi利用時に登録を促す:店内Wi-Fiの利用規約にメルマガ登録の案内を入れる。

オンライン予約システムとの連携:予約完了画面でメルマガ登録を促す。

例えばスタバ!筆者がリモートワークのために来店した際、こんなポップアップを見かけました。

スタバの席に設置の、モバイルオーダーのQRコード。

レジに並ばずに、席からゆっくりスマホでオーダーができるというサービス。

利用にはメールアドレスが必要になるため、スタバは自然な流れで顧客のアドレスを確保することができるのです。

顧客へのサービス向上と、アドレス確保を両立させたとても画期的なアイディアですよね!

読者募集のアイデア」についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事も合わせてご覧ください。

ステップ5:メルマガを作成・配信する

いよいよメルマガの作成と配信です!

読者が開封したくなるようなタイトルと、読みやすい本文を心がけましょう。

件名・本文作成のポイント

件名作成のポイントをまとめてみました!

件名で惹きつける:「〇〇店限定!」「本日限り!」など、お得感や緊急性を出すと開封率が上がります。

挨拶と差出人名:どこのお店から来たのかすぐにわかるようにします。

読みやすいレイアウト:短い段落、箇条書き、適度な改行、太字などを活用し、スマホでも見やすいようにします。

画像を活用する:料理の写真は必須!シズル感を出し、食欲をそそるものを選びましょう。

行動を促すボタン(CTA):「今すぐ予約する」「クーポンを見る」など、次にとってほしい行動を明確に示します。

配信テスト:実際に送る前に、自分のPCやスマホで表示を確認しましょう。

筆者のもとに実際に届いた、デニーズのメルマガを見ていきましょう!

デニーズのメルマガ。スクショ。

店舗限定クーポンのお知らせメール。

件名は、【〇〇店限定】と表記することによって開封率UP!

また本文では、お得なクーポンだと一目で伝わるような画像をメインに、店舗の場所がすぐに確認できるよう「〇〇店の場所はこちら」というCTAボタンを配置している点も良いですね!

またデニーズでは、「デニャーズ」というキャラクターを活用したメルマガも配信しています!

デニーズのメルマガ。スクショ。デニャーズが登場。

デニャーズは、デニーズで働く「ぐぅ」「るぅ」「めぇ」のネコ 3 兄弟なのだそう!生まれはアメリカ!

このようにデニーズは、キャラクターマーケティングにも力を入れているのです。

デニャーズ…可愛いですね♪

ステップ6:効果を測定し、改善する!

メルマガは一度送ったら終わりではありません。

配信ツールで効果を測定し、次回以降の改善に活かしましょう。

効果測定でチェックすべき項目

効果測定でチェックすべき、主な項目はこちら!

開封率:読者が件名を見てメールを開いた割合。件名の工夫で改善できます。

クリック率:メール内のリンクをクリックした割合。内容やCTAの配置で改善できます。

不達率:送信したメールが、アドレス間違いや受信拒否などで相手に届かなかった割合。

定期的にエラーアドレスをリストから削除するなど、顧客リストをきれいに保つことで改善できます。

これらのデータをもとに、

「件名をもっと工夫しよう」

「もっと写真の枚数を増やしてみよう」

「配信時間を変えてみよう」

など、PDCAサイクルを回していくことが成功の鍵です!

まとめ

今回は、飲食店におけるメルマガ配信のコツを、メリットから具体的な始め方まで詳しく解説しました。

メルマガは、顧客との関係を深め、お店のファンを増やすための強力なツールです。

その主なメリットは以下の通りです。

来店促進ができる: メルマガ読者限定のクーポンやタイムリーな情報発信で、顧客がお店に足を運ぶきっかけを作ります。

ファンを作れる: お店のこだわりや新メニュー開発の裏話などを伝えることで、価格や利便性だけでは測れない「お店の個性」に惹きつけ、ファンを育てます。

顧客との繋がりを深められる: 一人ひとりに寄り添った情報発信で、顧客との継続的な接点を持ち、忘れられない存在になることができます。

情報が流れやすいSNSとは異なり、顧客の手元へ直接メッセージを届け、お店にとって大切な「顧客リスト」という資産を築けるのも大きな魅力です。

記事で紹介した6つのステップに沿って、

まずは月1回の配信から

常連の顧客に登録をお願いしてみる

など、できることから始めてみてはいかがでしょうか。

メルマガは、顧客一人ひとりの顔を思い浮かべながら送る「お店からのお便り」です。

コツコツと続けることで顧客との絆は深まり、お店は地域にとってなくてはならない特別な一軒へと成長していくでしょう!

この記事が、そのための第一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。

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この記事のライター

川上あおい

3児の母。川上サトシを支えつつ学んだことを活かし始めたハリネズミ。24時間、車を運転したことがある。

この記事の監修

川上サトシ

合同会社ぎあはーと 代表

Webマーケター。
ヴァイオリニストとして活動していた20代の頃、Webマーケティングの重要性を痛感。骨董品のEC管理や食べログの営業を経て、Webコンサル会社のマーケティング担当となる。引っ越し企業のサイトをSEO施策により【半年で1万PVから20万PVまで成長させる】、上場アパレル企業の【売上を1年で3倍にする】など数多くの実績を残して会社設立。専門はSEOと広告運用。
ルリニコクのヴァイオリニストとしても活動中。

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