【スタッフ座談会】「もっとよくしたい」と思ったとき、どう行動する?

※こちらはコンビーズのスタッフが月に1度必ずおこなっているイベント「井戸端会議」での様子を描いたものです。
個人情報などがわからないよう、話している内容の主旨は変えずに編集をしております。

参加者:田辺さん(システムチーム)、山本さん(マーケチーム)、野崎さん(コンサルチーム)
山本

では今回の議題は「もっとよくしたい、こうしたらいいのに」と思うときの行動プロセスについて。野崎さんからお願いします。

野崎

はい。仕事でもプライベートでも、現状をもっと良くしたいと思う瞬間ってあるじゃないですか。

そのときに、自分はどういう思考や行動を経て実現に向かうのか。

人それぞれやり方が違うと思うので、今日はみなさんの話を聞いてみたいなと思いました。

山本

では、田辺さんお願いします。

田辺

「こうしたらいいのに」って思うときって、例えば誰かの行動に対してなのか、世の中全体に対してなのか、どちらもありえますよね。

ただ最近は「まあ世の中そういうもんやな」と受け流すことが多くなりました。

野崎

ああ、なるほど。

自分でどうにかできる範囲のことだったらどうされますか?

田辺

それなら動きます。ただ、子どもの勉強みたいに「どうにかできそうでできない」こともありますよね。

そういう場合は、ある程度本人に任せるしかない。こっちはヒントや意見を伝えるけど、最後は本人が気づいて動くしかないなと。

山本

なるほど。自分の意見を表明しておくことで、いつか思い出してもらえるかもしれない、というスタンスなんですね。

田辺

そうそう。あと仕事に関して言えば、立場が上の人が最初に意見を言うと場が固まってしまう。

だから自分は最後に言うようにしています。

逆に「こっちに進むぞ」と方向性を示す必要があるときは、あえて最初に言うこともありますけどね。

野崎

確かに。私もリーダー経験の中で「頭ごなしに言っても動かないな」と思う場面がありました。

今は中間の立場なので、上と下のバランスを取るのが難しいですね。

田辺

そうですね。昔のような「上意下達」はもう通用しない時代。

現場の声を引き出す姿勢が大事だと思いますよ。

野崎さんの立ち位置は確かに難しいけど、そこが一番やりがいのあるポジションでもある。

野崎

幸い、上司は相談ベースで話をしてくれるので助かっています。

ただ、部下に対しては「こうしたらいいのに」と思っても、本人なりの信念があるからこそ悩むんです。

そこをどう働きかけるかは、まだ試行錯誤ですね。

山本

私はまず現状把握から入ります。

今の問題点を整理して、足りないものを洗い出す。

それから改善策を試してみる。あとは上手な人を真似たり調べたりして吸収していく。

野崎

それでうまくいかないときはどうしてますか?

山本

ダメならすぐ別の方法を試します。

原因をじっくり分析するよりも、手を動かして試行錯誤する方が早いと思うので。

田辺

なるほど。じゃあ山本さんは、がっちり指示された方が動きやすいですか?

山本

ケースバイケースですね。

縛られすぎても動きづらいし、自由すぎても困る。だから適度な枠組みの中で試行錯誤できるのが理想です。

田辺

じゃあ「やる気を出す」きっかけは? セミナーとか強制的にプッシュされるのと、自分で見つけるのとでは。

山本

自分が興味あるものなら自発的に動きます。

人から勧められたものでも、行ってみて面白いと感じることもありますが、基本は「興味次第」ですね。

野崎

私は逆に「興味の有無は一旦フラット」にして臨みます。

とりあえずやってみて、結果として有益だったかどうかで判断するタイプです。そうじゃないと腰が重くなって動けなくなるんで。

田辺

確かに、ちょっとキャパを超えるくらいの負荷って、新しい発見につながりますよね。

野崎

そう思います。過去にかなりきついスケジュールで仕事をした経験がありますが、そのとき得たものは今に活きています。

だから人に何かを求めるときも、ちょっとした「ストレッチ」は意識していますね。が重くなって動けなくなるんで。

山本

なるほど。

野崎

結局、「もっとよくしたい」と思ったときは、現状を受け止めつつも、少し先に進む工夫をどう作るか。

そのバランスを取ることが大事なんだろうなと感じました。

ポイントまとめ

・自分でコントロールできる範囲のことには動く。

・相手がいる場合は意見を伝えるに留め、本人の気づきを待つ。

・議論の際は、場の意見を尊重するため基本的に最後に発言するが、方向性を示す際は最初に発言するなど、タイミングを戦略的に使い分ける。

・まず現状を把握し、問題点を整理してから改善策を試す。

・うまくいかなければ分析よりも試行錯誤を優先し、すぐに別の方法へ切り替えるスピード感を重視する。

・一方的な「上意下達」は通用せず、現場の声を引き出す姿勢が重要。

・相手の立場や考えを尊重し、相談ベースで話を進めることが効果的。

編集者の感想

「もっとよくしたい」という、誰もが抱く普遍的なテーマでありながら、立場によってこれほどアプローチが異なるのかと、非常に興味深く拝読しました。

「上と下のバランスを取る難しさ」や「部下の信念を尊重するがゆえの悩み」には、共感する方も多いのではないでしょうか。

この座談会では単なる改善のための方法論ではなく、他者と協働しながら物事を前に進めるための「人間関係の戦略論」に触れているように感じました。

この記事の編集者

川上サトシ

コンビーズのマーケティングディレクター。
ヴァイオリニストとして活動していた20代の頃、マーケティングの重要性を痛感。骨董品のEC管理や食べログの営業を経て、Webコンサル会社のマーケティング担当となる。引っ越し企業のサイトをSEO施策により【半年で1万PVから20万PVまで成長させる】、上場アパレル企業の【売上を1年で3倍にする】など数多くの実績を残して自身の会社設立。同時に株式会社コンビーズ参画。専門はSEOと広告運用。
ルリニコクのヴァイオリニストとしても活動中。

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