【スタッフ座談会】50年後もAIが参入できていない職業は?

50年後もAIに奪われていない仕事は?今回の井戸端会議では教師や芸術家、裁判官など、AIが参入できない職業を予測します。

※こちらはコンビーズのスタッフが月に1度必ずおこなっているイベント「井戸端会議」での様子を描いたものです。
個人情報などがわからないよう、話している内容の主旨は変えずに編集をしております。

参加者:川上サトシ(編者・マーケチーム)、鈴木さん(コンサルチーム)、高木さん(コンサルチーム)、横山さん(コンサルチーム)
鈴木

それでは、川上さんの議題に移りましょう。お願いします。

川上

はい、ちょっと真面目なテーマなんですが、「50年後もAIが参入できていない職業は何か?」です。

よくある話題かもしれませんが、この機会に皆さんの意見を聞いてみたいなと。

横山

はいはい。いいですね。

川上

個人的には、不完全さを価値にしている仕事はAIには難しいと思います。

たとえば学校の先生。

知識を教えるだけならAIやタブレットで十分でしょう。

でも、実際には「この先生好き」「あの先生は苦手」という感情が、生徒の成長に大きく影響すると思っています。色々な大人を見るきっかけというか。

こういう感情は意図的なものではないけれど、人間だからこそ起きるものです。

横山

教師、たしかにそうかもですね。

川上

同じ理由で、詩人や芸術家もそう。

創作の多くは不完全さや人間としての渇望を表現していることから、人間でなければできないと考えています。

横山

確かに、感情が絡む部分は難しいですね。

川上

もし教育をすべてロボットが担ったら、みんな同じような人間になってしまうかもしれませんし、青春という概念が失われる気がします。

鈴木

なるほど。では次、高木さんお願いします。

高木

僕はスポーツの審判です。

最近のオリンピックでも誤審が話題になりましたよね。

本気を出せばAI判定できると思いますが、各スポーツ協会の既得権益やしがらみで、なかなか導入されない気がします。

川上

ふむふむ。

高木

もちろんAI化すれば進行はスムーズになりますが、「意図的な反則だったかどうか」など、感情や意図を判定するのは難しい。

だから完全自動化は時間がかかるだろうなと。

横山

確かに誤審を見ているともどかしいですよね。

サッカーなんかはビデオ判定が増えましたが、それでも人間の判断が必要な場面は多いですし。

高木

そうですね。

ハンドの判定も、わざと手を出したのか、反射的に当たっただけなのか。そこはAIでも判断しづらいはずです。

横山

私は教育や営業が難しいと思います。

特に高額な商品や結婚式などは、サービス込みの価値で選ばれるので、人間的なやり取りが不可欠です。

医療機器や薬の営業も「誰から買うか」が重要ですから、AI化は進まないでしょう。

川上

なるほど!

鈴木

確かに、大きな買い物は担当者との信頼関係が大きいですよね。

横山

あと、バーなど会話を楽しむ場もそうです。

安価なものや単純作業は機械化が進む一方で、高額なものや体験価値の高いものは人間が担う。そんな住み分けが進む気がします。

鈴木

医療や命に関わる分野も、AIより人間に任せたいと思う人が多いでしょうね。

裁判官も同じで、細かい事情を考慮するには人間の判断が必要だと思います。

川上

スポーツ選手やミュージシャンも、人間だからこそファンと価値がつく職業ですね。

ロボット同士が試合をしても感動は生まれません。

高木

そうですね。
音楽制作はAIも進出していますが、完全に人間を置き換えるのは難しい。

横山

AI加工や生成ツールはすごいスピードで進化していますよね。顔写真の加工も、元の人物がわからなくなるほど自然です。

でも、こうした技術は「使い方」が大事で、結局は人間の感性や判断が欠かせないと感じます。

川上

皆さんのお話、とても参考になりました。

AI化できない仕事はまだまだ多いですが、結局は人間らしさが価値になる分野が残っていくのかもしれませんね。

今回のポイントまとめ

・不完全さや感情が価値となる仕事(教師・詩人・芸術家など)はAI参入が難しいかも。

・スポーツ審判は技術的には可能でも、意図や感情の判定はAIにとって課題かも。

・高額商品の販売や医療機器営業は、信頼関係や人間的対応が不可欠かも。

・裁判官や医療など、倫理観や複雑な状況判断が必要な職業も人間優位かも。

・AIの進化で単純作業は減少、人間は「共感・創造性」に価値を見出す職へシフトするかも。

※今回は編集者が参加した井戸端会議のため、感想は書きません。

この記事の編集者

川上サトシ

コンビーズのマーケティングディレクター。
ヴァイオリニストとして活動していた20代の頃、マーケティングの重要性を痛感。骨董品のEC管理や食べログの営業を経て、Webコンサル会社のマーケティング担当となる。引っ越し企業のサイトをSEO施策により【半年で1万PVから20万PVまで成長させる】、上場アパレル企業の【売上を1年で3倍にする】など数多くの実績を残して自身の会社設立。同時に株式会社コンビーズ参画。専門はSEOと広告運用。
ルリニコクのヴァイオリニストとしても活動中。

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