【スタッフ座談会】業務におけるAI活用のイマと未来

今回はコンビーズのスタッフそれぞれが、日頃から業務でどうAIを活用しているのかを紹介。AIの得意・不得意なこと、この先の可能性までを語り合いました。

※こちらはコンビーズのスタッフが月に1度必ずおこなっているイベント「井戸端会議」での様子を描いたものです。
個人情報などがわからないよう、話している内容の主旨は変えずに編集をしております。

参加者:小林さん(マーケチーム)、宇都宮さん(マーケチーム)、山本さん(マーケチーム)、中川さん(コンサルチーム)
宇都宮

それでは始めましょう。まずは小林さんの議題からお願いします。

小林

はい。今回のテーマは“業務におけるAIの活用”です。

いまどんな使い方をしているのか、また今後任せられそうなことは何か、を共有できればと思います。

宇都宮

ありがとうございます。では山本さん、何か活用されてますか?

山本

ちょうど今使ってるのがGeminiの2.5 Proです。

最初は2.0 Flashを使っていたんですが、その後に出たディープリサーチを試したらレポートが長いだけで全然欲しい答えが得られなくて…。

結局2.5 Proに落ち着きました。

中川

Geminiなんですね!

山本

これが本当に賢いんですよ。

例えば『このサイトのタイトルアニメーションを作りたい』と聞いたら、実際にサイトを見て仕組みを解析して、開発環境でどう実装すればいいかまで教えてくれるんです。

宇都宮

なるほど、それはすごいですね。

中川さんはどうですか?

中川

私は基本的にChatGPTですね。

Geminiもたまに使いますけど、日常的にはGPTが中心です。

主な用途はメールの作成。

言いにくいことをやわらかく表現してくれるので助かってます。

例えば“いたしかねます”や“できかねます”といった表現も自然に文章に入れてくれるので、そのまま使えることも多いです。

小林

なるほど。

中川

最近はメルマガやセミナー案内の文面もお願いしてます。

自分で一から考えると時間がかかりますが、AIなら一瞬で複数案を出してくれる。

さらに『配信日を絞って書いて』と指定すれば、そこまで反映してくれるんです。ほんとに助かってます。

宇都宮

業務外での使い方はありますか?

中川

雑談相手としても使えますよ。

関西弁で入力したら関西弁で返してくれるし、友達みたいに愚痴を聞いてくれる。

子どもの宿題に使わせている家庭もあるそうで、ただ答えを教えるんじゃなく“自分で考えるように”導いてくれるみたいです。

将来的にはうちでも取り入れたいなと思っています。

宇都宮

ありがとうございます。

私の場合はライター業務でGeminiを使っています。例え話を交えて読みやすくしてくれるので、かなり効率化が進みました。

小林

うんうん。

宇都宮

画像作成ではAdobeのFireflyを使ってます。

写真風から抽象的な模様まで統一感のあるビジュアルを出してくれるので記事用に重宝しています。

ただ人物生成は苦手で、顔が崩れることが多いので避けています。

中川

やっぱり人は難しいんですね。

私もCanvaのAI生成を試すんですが、思った通りに出せないことが多くて。細かい指示を入れるほどおかしな結果になる気がします。

宇都宮

そうですね。だから大雑把に指示するようにしています。

それでも歪んだ形が出たりするので、まだまだ改良が必要だと思います。

小林さんは今どんな活用をされていますか?

小林

幅広く使ってますよ。

直近だとテストマーケティングのシミュレーションに使いました。

『価格をつけたいが妥当かどうか』を競合情報も含めてAIに点数評価させたんです。

調査業務はほぼすべてAIで補助できるようになってきましたね。

中川

それはすごいですね。

小林

ただ、画像生成の精度が上がればさらに可能性が広がると思います。

1年後にはもっと使えるようになっているのか、それとも今ぐらいで頭打ちなのか、そこは気になるところです。

中川

私は今のレベルが当面続くんじゃないかと思います。

結局、顧客対応をAIが完全自動でやるのは難しいですから。最終的に人間のチェックは絶対必要ですし。

小林

確かに。AIはこちらの前提が間違っていても堂々と同意してしまうことがありますからね。

宇都宮

結局は“前工程の支援”としては非常に優秀だけど、最終判断は人間がする必要があるということですね。

中川

そう思います。AIの役割はあくまで補助だと感じています。

小林

なるほど。みなさんの事例を聞けて参考になりました。

もっと活用の幅を考えてみたいと思います。

宇都宮

はい。ありがとうございました。

ポイントまとめ

・AIは業務効率化や前工程の支援に有効。

・ただし顧客対応や意思決定の最終判断には人間のチェックが不可欠。

・今後も進化が期待されるが、当面は「補助的な役割」が中心。

編集者の感想

AIの使い方は人それぞれだなと思います。個人的にも調査業務はchatGPTの登場で圧倒的に楽になりましたし、人物像(顧客層設定)をしてテストマーケティングもできるのでマーケターとしては日々重宝するツールです。またライティングに関してはGeminiが非常に優秀で、仕上げの編集の負担が少ないので愛用しています。

巷でよく言われる「AIに仕事を取られる」という危機感はあまり真ではなく、少なくともいまは「AIを上手く使いこなせていない人が取り残される」という表現の方が合っている気がしますね!

この記事の編集者

川上サトシ

コンビーズのマーケティングディレクター。
ヴァイオリニストとして活動していた20代に、マーケティングの重要性を痛感。骨董品のEC管理や食べログの営業を経て、Webコンサル会社のマーケ担当となる。引っ越し企業のサイトをSEO施策により【半年で1万PVから20万PVまで成長させる】、上場アパレル企業の【売上を1年で3倍にする】など多くの実績を残して合同会社ぎあはーと設立。同時に株式会社コンビーズ参画。専門はSEOと広告運用。ルリニコクのヴァイオリニストとしても活動中。

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