旅行にAIテクノロジーは必要?翻訳や交通整理など便利な面がある一方で、「不便さ」や「偶然の出会い」こそ旅の醍醐味だという意見も。コンビーズのスタッフが本音で語り合いました!
※こちらはコンビーズのスタッフが月に1度必ずおこなっているイベント「井戸端会議」での様子を描いたものです。
個人情報などがわからないよう、話している内容の主旨は変えずに編集をしております。
| 参加者:川上サトシ(編者・マーケチーム)、川上あおい(マーケチーム)、沢村さん(コンサルチーム)、横山さん(コンサルチーム)、王さん(システムチーム) |
沢村では次の議題に移りますね。川上サトシさん、お願いします。



はい。先ほど皆さん旅行の話をされていたので、ふと思ったことがあります。
「旅に AI は必要か?」というテーマです。
個人的には正直いらないんじゃないかと思っています。



ふむふむ。



以前「AI が進出しない業界はどこか」という議論をしたことがあります。
教師や芸術家などを例に挙げたのですが、それを考えているうちに「旅にAIテクノロジーは必要なのか?」と疑問に思ったんです。
旅行って、自分で模索して、自分の足で確かめるからこそ楽しい。



なるほど。



ある程度の不便さや過酷さが残っている方がいいと思うんです。
安全の確保は昔から仕組みとしてある程度担保されていますし、そこに AI が加わる必要はない。
調べることから旅は始まっているし、あまりに便利になると面白さが薄れてしまう。
だから私は「旅に AI は不要」だと思っています。
皆さんはどう思いますか?



私、いま川上さんの話を聞くまでは「AI は絶対必要」と思ってたんです。
というのも、チャットGPTにレストランのメニューを読み込ませると、翻訳アプリよりずっと正確に料理の内容を理解できるんです。



たしかに!



翻訳だと材料の羅列みたいになって結局何の料理かわからないことが多い。
でもチャットGPTなら「これは鶏肉の煮込みです」とか、ちゃんとした料理名で返してくれる。
バリに行った時はネット環境の関係で使えなかったんですが、それでも「AI があれば便利だ」と思っていました。



海外で料理を注文するのはハードルが高いですよね。



ただ川上さんの話を聞いて、「便利すぎても旅の面白さが失われるな」と気づいたんです。
旅って振り返ると失敗談も含めて楽しい。だからちょっと不便な方がいいのかもしれませんね。



僕はどちらかというと事前にプランを立ててから行くタイプです。
だからAIに頼って効率的に計画を立てるのも悪くないと思っています。
ただ一方で全く計画を立てずに、例えばバラエティ番組にあるような、「東に向かうからどこに行くかはフォロワーの投票で決める」といった雑多な旅も魅力的だと思う。



ありましたね!そういう番組。



そういう時はむしろAIを使わずに偶然性を楽しんだ方が良いでしょう。
結局、旅のスタイルによると思いますね。
僕自身はきっちり準備して安心して楽しみたいので、AIは使いたい。
でも自由さや偶然性を楽しみたい人にとってはAIが邪魔になるかもしれません。



僕も横山さんのように翻訳などの用途ではAIを使うのはアリだと思います。
でも旅行プランを丸ごと AIに任せたいとは思いません。
実は僕、旅行前の準備がすごく好きなんです。
本屋に行って旅行ガイドを何冊か買って、一緒に行く人と「ここに行こうか」と相談する。



楽しいですよね!みんなでプランを考える時間。



その時間がもう旅の一部なんですよね。
同じ本を囲んで行き先を決めるワクワク感はAIでは代替できないと思います。



うんうん。



私も沢村さんの話を聞いて共感しました。
旅行前に情報収集する時間って楽しいですよね。
インスタなどで現地の人が発信している写真を見るのもワクワクします。
AI にはそこまでの“生の体験”は再現できない気がします。



わかりますー!笑



ただ、お守り代わりにAIを持っていると安心ではあります。
迷ったときに頼れる存在。でも基本的にはなくても大丈夫だと思います。



そうですよね。だから、今あるもので十分だと思うんです。
チャットGPTひとつあれば安心できるし、必要なら調べられる。
でも、これ以上「AIが全部プランニングしてくれます」というサービスは正直いらない。



うん。



旅行には効率を求める人と、偶然や不便を楽しむ人の二通りがあると思います。
ツアーに申し込むような人は AI に価値を見いだすかもしれないけど、自由旅行を楽しむ人には不要。
出張や仕事での移動なら便利かもしれませんが、純粋な「旅」ではいらないと思います。



確かに。東京みたいに路線が複雑な都市ではAIが便利でした。
どの駅で降りるのがベストかを一気に整理してくれたので助かったんです。
そういう「めんどくさい調べもの」を代わりにやってくれるのは良いですね。



なるほど。そういう実用的なシーンならアリですね。
でもやっぱり旅そのものを楽しむためには、AIがなくてもいいし、むしろない方が面白いかもしれない。
旅行業界全体でAIが全面的に進出する未来はまだ先なんじゃないかな、と思いました。
ポイントまとめ
| ・旅においてAIテクノロジーは「翻訳」「複雑な交通整理」「調べものの効率化」など実用面で有効に思える。 ・ただし旅の本質である「偶然性」「準備の楽しみ」「不便さによる思い出」にはAIは不要かもしれない。 ・旅行におけるAIの必要性は 「旅のスタイル次第」 であり、全面的に進出する未来はまだ先かも。 |
※今回は編集者が参加した井戸端会議のため、感想は書きません。






